毎日朝食を摂っている人は、日中は元気に活動ができ、夜はしっかり休息がとれているのではないでしょうか。これは、人間のカラダの中にある「体内時計」が、毎朝きちんとリセットされているからなんです。
リセットの方法は実はとっても簡単。朝の光を浴びることと、朝食を摂ること。脳にある時計（主時計）は、目の網膜から入ってきた朝の光を受けて「朝になった」と時計がリセットされます。
それに対し臓器などにある時計（副時計）は、光と関係なく朝食によってリセットされることが分かってきているんです。光と朝食、ダブルの効果で朝から元気に活動することができますね！

どれもおいしそうですね！ごはんはいろんなおかずによく合いますよね。
体内時計をリセットしやすい理想の献立メニューは ごはんのような「炭水化物（糖質）」と 肉、魚、卵などの「たんぱく質」の組み合わせ。体内時計をリセットさせる効果が高いことがわかっています。
また、魚の油に含まれるDHAやEPAも効果的なので、ごはんと魚の組み合わせを食べるのもいいかもしれないですね。
そして、ごはん200g（おにぎり2個分）に含まれるたんぱく質は絹ごし豆腐100gとほぼ同じ。ごはんも重要なたんぱく質源になるので、リセットのための朝食には、炭水化物とたんぱく質を一気に取れるごはんは最適な食材といえますね！

眠くなっちゃう原因は、「血糖値スパイク」。おなかが空いているときに、一気に食べると体内で血糖値が急上昇するのだけど、そのあとすぐ血糖値が急降下して、低血糖状態に。眠くなったり、だるくなったり、イライラしたりしてしまうのはこれのせい。
血糖値を上げすぎないようにするためには、バランスの取れた食事が大切。ごはん、魚や肉などのたんぱく質、野菜を、ゆっくり噛んで食べることで、急激な血糖値の上昇を抑えてくれて、眠くならずに過ごせますよ。

朝、ごはんを食べて体内時計をリセットするためには、夜型の生活スタイルを朝型に変える必要があるよね。自分が夜型か朝型か、「クロノタイプ診断」で調べてみよう。
何も予定がない日、何時に眠くなって、何時に目覚ましなしで起きるかな？下のグラフで調べてみてください。 (図Aを参照)
たとえば、0時に眠くなって、6時に自然に起きた場合、中間時刻は3時。これに当てはまる人は朝型。中間型の人は、夜型にならないように気を付けたほうがいいですね。
とはいえ、夜型だったと心配しなくても大丈夫。実は、私も学生時代は夜型でした。夜型から朝型に切り替えるためには早く寝るようにすること。朝は、目覚ましでいいから、早めに起きるようにして、ごはんを食べる。炭水化物と一緒にウインナーや魚、肉、豆などのたんぱく質を摂るといいよ。ちなみに私は、夜型から朝型に切り替えて、5キロ痩せました。それに、午前中ぼーっとすることも少なくなった。食後3時間が、一番集中力が上がりますからね。朝型生活、就活生には特におすすめです。 休日、目覚ましをかけていない状態での自然な就寝、起床時刻が何時かによって、自分が何型かわかります。
例えば、大学生が夜中の0時に寝て9時に 起きたなら、中間時刻は4.5時です。
表を見ると、大学生の4.5時は「中間型」。したがって、この方の睡眠は「中間型」となります。

朝から料理をするのは大変だよね。でも、ちょっとの工夫で時短＋洗い物を少なくすることができるよ。

たとえば・・・
・米は一気に炊いて、冷凍しておき、朝は電子レンジでチンするだけにしておく
・パックのごはんも常備しておくと非常食にもなる
・朝はコンビニやスーパーのおかずやごはんを食べる
・近所のカフェでモーニングを食べるのを楽しみにする

お財布や時間と相談して、無理ない範囲で「朝、ごはん」に挑戦してほしいなと思います。